「チラシに『買取価格30%UP』と書いてあったのに、思ったほど高くなかった」
「ホームページの参考価格を見て行ったのに、実際の査定額はずっと低かった」
「“買取保証”と書いてあったのに、状態を理由に減額された」
当店をご利用いただいたお客様から、このような声を聞くことがあります。
買取店の広告には、「最大〇%UP」「参考価格」「買取保証」「何でも買取」など、目を引く言葉が並んでいます。ただし、その言葉が「何を基準にしているのか」まで書かれていないことも少なくありません。
実は、こうした買取店の広告は、現在は景品表示法(景表法)のルールの対象です。この記事では、買取広告の正しい見方と、安心して売れる買取店の選び方を解説します。
買取店の広告も「景品表示法」の対象になりました
景品表示法とは
景品表示法は、商品やサービスの品質や価格について、実際よりも良く見せる広告(不当表示)や、過大な景品を禁止する法律です。消費者が広告を見て正しく選べるようにするためのルールです。
以前は「買取」は対象外と考えられがちだった
これまでの運用基準には、お店が消費者から品物を買う取引(例:古本の買入れ)は対象の「取引」に含まれない、という趣旨の記載がありました。そのため、「買取店の広告には景表法が適用されない」と受け止められがちでした。
2024年4月に運用基準が改定、2025年4月には実態調査も公表
しかし、買取サービスの利用者が増えたことで、「広告に書かれた金額と実際の買取額が大きく違う」といったトラブルが目立つようになりました。
そこで消費者庁は2024年(令和6年)4月18日に運用基準を改定しました。お店が品物を査定し、お金と引き換える買取は「サービスの提供」にあたる場合があると整理され、買取店の広告も景品表示法の規制対象になり得ることが明確になりました。
さらに2025年(令和7年)4月30日には、消費者庁が「買取サービスに関する実態調査報告書」を公表し、買取広告のどんな表示が問題になるかを具体的に示しています。
消費者庁の調査で分かった「広告と実際の差」
消費者庁の調査では、買取広告の表示は主に次の5つに分類されました。
- 買取参考価格・買取実績価格
- 買取価格アップ(〇%UP、〇円UPなど)
- 買取価格保証(最低〇円保証など)
- 何でも買取り
- どこよりも高く買取り
そして、これらの表示を見て買取店を利用した方のうち、約半数が「予想より低かった」「表示どおりに買い取ってもらえなかった」と感じていたという結果が出ています。「保証金額を下回った」と答えた方は5割を超えていました。
広告は、お店を選ぶきっかけとして大きな影響を持ちます。だからこそ、広告の言葉が「本当にその通りなのか」を見極めることが大切です。
金の「参考価格」に要注意 ― 小売価格や過去最高値が表示されていることも
特に注意したいのが、金やプラチナなど貴金属の「参考価格」です。
「小売価格」と「買取価格」は別もの
金の価格には、お店が販売するときの価格(小売価格)と、お店が買い取るときの価格(買取価格)があります。地金商などでも、この2つは別々に公表されており、小売価格のほうが高くなります。
もし買取店が「参考価格」として小売価格を掲げていれば、実際の買取価格よりも高く見えてしまいます。
「過去最高値」を参考価格として表示しているケースも
金相場は毎日変動します。過去に最も高かったときの価格を「参考価格」として掲げ続けていれば、今日売ったときの価格とは差が出るのは当然です。
参考価格を見るときのチェックポイント
- いつの価格か(日付・更新日が書かれているか)
- 小売価格か、買取価格か
- 何の価格か(K24、K18など純度ごとの1gあたりか)
- 手数料などが差し引かれる前の金額ではないか
消費者庁の報告書でも、実際に買い取ることを想定した金額を大きく上回る額を「参考価格」として表示し、それより著しく低い価格で買い取る場合は、不当表示(有利誤認表示)のおそれがあるとされています。
なお、ニュースで聞く金価格と査定額の差については、こちらのコラムで詳しく解説しています。
「〇%UP」は「何から」〇%アップなのか
「買取価格20%UP」という表示を見ると、「いつもより20%高く売れる」と感じますよね。
ところが、元になる「通常の買取価格」が分からなければ、本当にアップしているのか確かめようがありません。
消費者庁の報告書では、次のようなケースが問題になるとされています。
- 「20%アップ」と表示しながら、実際には通常の価格のまま買い取る場合
- 「〇月末まで」の期間限定キャンペーンを、期限後もずっと続けている場合(いつでも同じ価格なのに、今だけお得だと誤解させる)
また、お客様に買取価格の根拠を聞かれたときは、どんな基準で計算した金額かを説明することが望ましいとされています。
「〇%UP」の文字に目を奪われず、最終的にいくらで買い取ってもらえるのか、そしてその金額の根拠を説明してもらえるかを確認しましょう。
「買取保証」「何でも買取」「どこよりも高く」も要確認
- 買取保証:「最低〇円保証」と書きながら、汚れなどを理由に保証額より安く買い取るのは問題になるおそれがあります。条件がある場合は、それが分かりやすく書かれているかを確認しましょう。
- 何でも買取:「どんな状態でも買取」と書きながら、実際には断る場合は、問題となるおそれがあります。
- どこよりも高く・地域No.1:他店の価格を調べた根拠がないまま表示することは、問題となるおそれがあります。
売るナビベイシア白河モール店の考え方
当店は、お客様に「広告を見て来たのに違った」と思わせないことを大切にしています。
買取保証を表示した商品は、その金額で買い取ります
当店が買取保証として表示している商品は、表示した金額で買い取ります。条件がある場合は、チラシにも明記、また、事前にしっかりと説明したうえで、お客様にご納得いただいてうえでお買取りさしております。
査定額の根拠をご説明します
金・プラチナなどの貴金属は、その日の相場・純度・重さをもとに査定しています。ブランド品や宝石などは、状態や付属品、市場での需要なども確認します。なぜ、この金額になったのかを、できるだけ分かりやすくお伝えします。
ご納得いただいた場合のみお譲りください
売るナビベイシア白河モール店では、査定額にご納得いただけた場合のみ、お客様からお品物をお買取りしております。しつこい営業、引き留め行為は一切行っておりません。
後悔しない買取店選びのチェックリスト
□ 参考価格に「日付」と「何の価格か」が書かれている
□ 「〇%UP」の元になる価格が分かる
□ 買取保証の条件がはっきり書かれている
□ 査定額の根拠を質問したら、きちんと説明してくれる
□ 査定額に納得できなければ、断りやすい雰囲気がある
よくある質問
買取店のホームページの「参考価格」で必ず買い取ってもらえますか?
参考価格は品物の状態や相場の変動によって変わることがあります。ただし、実際の相場を大きく上回る金額を表示して著しく低く買い取ることは、景品表示法上問題となるおそれがあります。参考価格の意味や日付を確認し、疑問があれば査定時に質問しましょう。
金の買取価格は、ニュースで見た金価格と同じですか?
同じではありません。ニュースの価格は国際相場や小売価格であることが多く、買取価格とは異なります。詳しくは「ニュースで聞いた金価格と査定額の差は何?」をご覧ください。
買取広告に疑問があるときは、どこに相談すればいいですか?
消費者ホットライン「188(いやや!)」に電話すると、お近くの消費生活センターにつながります。
まとめ
買取店の広告は、2024年から景品表示法の対象として扱われるようになりました。「参考価格」「〇%UP」「買取保証」といった言葉は、何を基準にしているのかを確認することが大切です。
売るナビベイシア白河モール店では、表示した買取保証額での買取と、査定額の根拠のご説明を徹底しています。白河市周辺で金・貴金属・ブランド品などの売却をお考えの方は、お気軽にご相談ください。